4.初めての住宅展示場(2014-07-26)


とうとう来てしまった住宅展示場。車で30分ほどで着いた。勢いで来てしまったが大丈夫なのだろうか…。ともかく目的の一条工務店を目指す。テレビCMや広告でよく見る有名ハウスメーカー群を通過し、一条工務店の旗のある家の前に着いた。
一条工務店のラインナップはいくつかあるのだが、ここの展示場にはセゾンタイプというオーソドックスなタイプがあった。木造在来で派手さはないが、デザインがダサいとか、そういう風には思わなかった。

いよいよ一条工務店の家へ

中に入ると、住所と名前を書くところがあり、記入するよう促された。ここに名前を書いて担当の営業が来る。基本的にこの時点で我が家の担当は決まる。このまま一条工務店で家を建てるとなれば、完成まで(完成後も)その方が担当となるのだ。これは何も一条工務店のルールではなく、ハウスメーカーのルールなのだ。


記入が終わり早速見学スタート。すぐ左に和室があったので入って見ていると営業の方がいらして名刺を頂いた。Tさんという方で、とても優しそうな誠実そうな方だった。名刺の肩書きを見ると、営業だけではなく、地盤調査員、住宅ローンアドバイザーとなっている。まさに我が家にうってつけの方だった。耐震について色々聴けるだろうし、全くわからない住宅ローンも相談にのってくれるだろう。
取りあえず中の様子を見る。Tさんは、柔らかい口調で各設備を丁寧に教えてくださった。こちらの質問も丁寧に返してくれるし、営業さんは当たりだと思った。
家造りで本当に大事なのは、技術や設備や金額よりも担当者だと思う。色んな方のブログを拝見して、そう思った。少なくとも、今目の前にいるTさんは信頼できると、根拠もなしに思った。
1時間くらい見ていただろうか。一条工務店の特徴は大体説明を受けた。思ったのは、Tさん(多分一条工務店全体)は自社製品の強みと弱みをハッキリ言ってくれる。しかもその際他社を蹴落とすだとかそういうことはしない。それどころか、他社の強みも教えてくれる。そしてあまり契約に向かってがっついていない感じだった。こちらから言うまで、お金の話は出なかった。
もう一つ気に入った点は、展示場の家がほとんど標準仕様のものだということだ。大体展示場の家といえば豪華に作ってあって、いざ同じように造ろうとしたらとんでもなくオプション料金がかかるものだが、一条工務店の場合はそこまで大きなギャップは無さそうだ。
ざっとまとめると、

  • 階段と収納以外の全てに床暖房標準装備
  • 屋根一体型ソーラーパネルで屋根としてのメンテナンス不要
  • ソーラーパネルの初期費用は一条工務店が持ち、10年間の売電で返済していくため初期インパクトなし
  • さらに払い終わった後はそのまま収入となる
  • 業界トップクラスの高い気密性と断熱性
  • 75年以上の耐久性を誇る防腐・防蟻処理
  • 約2時間で家全体を換気するセンター換気システム

こんなのが標準なのだ。ネットなどで調べた感じでは、最終的に外構まで含めて坪単価72~75万くらいらしい。金額だけ聞けば高く感じるが、上記の内容が含まれていることを考えると安いと思う。特に床暖房とソーラーパネルは付けられたら付けたいと考えていたのだが、値段がネックだった。でも、この額ならいけるかもしれない。
一通り見終わった後、Tさんから土地の話が出た。まだ決まってないのに来てしまったことを話すと、むしろその方がいいと返ってきた。聞けば、その家を建てるのに有利な場所、不利な場所があるのだとか。それは工法や工事の仕方、設備などで変わってくるらしいが、それも含めてハウスメーカーと一緒に土地を探した方が、良いものが造れるということだ。言われてみれば確かにそうなのかもしれない。

極端な話、プレハブ工法の場合は、ほぼ工場で造ってから持ってくる。そして現場で組み立てるのだが、土地の周りに大型トラックやクレーンが入らなければ意味がない。基礎の関係や、日照、風など色々な影響があるはずだ。そんな中で、ハウスメーカーが建てようとしている家に有利な場所を選んだ方がいいに決まっている。
一条工務店では、提携の不動産屋から条件にあった土地を探してくれる。今は割とどこのハウスメーカーもやっていて、ハウスメーカーを決めてから土地探しという順番に変わってきたそうだ。
とりあえず、大雑把な希望を伝えてこの日は終了となった。Tさんと相談した結果、一条工務店のラインナップの中でもi-smartという商品が合うだろうということだった。近くにある別の展示場はそのタイプだから、一度そちらも見てみるといいとのアドバイスを頂いた。
最後の最後まで物腰柔らかく、丁寧に対応してくれたこともあり、もう一条工務店に決めてしまいたかった(笑)子どもにも優しく接してくれたし、家の内容としても悪い意味で気になるところはなかった。
一条工務店の家の外に出た瞬間、子どもが走っていった。行き先は三井ホームだった。三井ホームはディズニーのスポンサーなので、ミッキーの風船などがいっぱいおいてあった。まぁそれに釣られたわけだ(笑)
「やっぱミッキーは強いなー」とTさんは苦笑い。親2人も苦笑い。挨拶をして三井ホームへ向かった。

三井ホーム見学

一条工務店と比べてすごく広く感じた。というのも、ほとんど壁がない。空間を少し遮るだけで部屋として独立させていない感じだ。部屋というよりはコーナーという感じか。だからフロア全体で1つの部屋となって開放感はすごくあった。ただ、参考にならないくらい広い。これと同じ規模を造るならとても予算は足りないだろう。土地を持っていても足りるかどうか。あとでネットで調べたら、坪単価は一番上のクラスだった。
ここも気密性と断熱性が高いという話が出た。特に屋根の下に分厚い断熱材が入っていて、屋根裏収納もそこまで温度変化がない。
ただ、あまりにもクラスが違いすぎてイメージがわかない。時間も結構遅かったのもあり、帰ろうとしたところで、ローンの話が出た。色々と説明してくれたことを聞き、展示場を後にしたのだった。
今日1日で結構な情報が入った。最初から飛ばし過ぎな気がするけど、まぁ時間がある時に動いた方がいいだろう。焦って造る気はないけど、のんびりしてても家賃勿体ないしね。そんなこんなで初日を終えた。これからどうなっていくのだろう。ハウスメーカーはどこになるのだろう。そして、どこに家が建つのだろう。何一つ決まっていないけど、とにかく始まった。これからが楽しみだ。


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