間取り図とともに電気図も更新された。打ち合わせでだいぶ詰めた後のものなので、ほぼ完成形と言える。主な変更点を見ていくことにする。
1階電気図
これが1階の電気図だ。玄関は変わっていない。警報機の親はここにあり、出かけるときや帰ってきたときに操作できる。この図ではわからないが、ダウンライトは一部を除いて60形相当から100形相当の明るさに変更している。
一条工務店ならではの?
キッチン周りはいくつか変更がある。まず2階の洗面室にあった分電盤がリモコンニッチ上部に移動した。ブレーカーが飛ぶとしたら、やはり1階で何かをしているときだと思うので変更してもらったのだ。
前にも書いたとおり分電盤は2つつく。一般用と太陽光発電用だ。配線の都合もあり、壁を一部厚くして取り付けられる。頭より高い位置なので、特に気になることでもない。ただ、分電盤が2台並ぶのは結構存在感があるだろう。
リモコンニッチの北側に冷蔵庫を配置する予定だが、その部分に差圧感応式というものがある。これは室内の気圧が外と大きく違う場合に作動する換気システムらしい。
一条工務店の最大の売りである高気密性のために、室内の気圧が外部とずれることは珍しくない。あまりに違いすぎると家が壊れてしまうため、このような圧力の差を検知する換気を取り付けなければならない。普段は作動する事はないが、寒暖の差が激しいと作動することもあるだろう。
ダイニングテーブルを置く場所に3口コンセントを配置。ダイニングテーブルでパソコンやタブレットを扱うこともあるだろうし、ここにある程度のコンセントがほしかったので3口とした。
パソコン関係はコンセントが多い
その南側のパソコンデスクにダウンライトを追加してもらった。スイッチも独立して付近につけてもらう。パソコンデスクを使うときだけ付けることになる。同時にLANコンセントもつけてもらった。
このパソコンデスクにはデスクトップパソコンの他、電子ピアノ(キーボード)を置く予定だ。楽団の楽譜を書くときに入力デバイスとして必要だからだ。パソコン、ディスプレイ、ピアノをはじめ、スキャナーや細々したものもあるので、3口コンセントでも足りない。結局はタップを使うことになるので、それ前提でLANコンセントを1つだけにしてもらった。
向かい側の階段付近には青いコンセントマークがある。前に書いたアクセスポイントにもなる情報コンセントはここに取り付けられる。ピクチャーレール下にプリンターやNASを置く予定だ。NASとプリンターをUSBで、NASはこのコンセントから有線LANで接続し、家中から接続できるようにする。これで、どの端末からでも印刷ができるし、共通のファイルを取り扱うことができる。
テレビボードの場所にはテレビ線のある情報コンセントとサブウーファー用のコンセントがつく。ここも、ゲーム機をはじめ沢山のコンセントが必要なので、タップを使わないと足りない。だから特別数は増やしてもらわなかった。
和室は床の間にコンセントをつけてもらった。雛人形のライトアップの他、ここに寝泊まりする客人が来たときに、携帯などの充電に使えるからだ。そしてダウンライトもあるが、ここは天井も下がっているし範囲もかのり狭いので100形相当に変更せず60形相当のままとした。
階段入り口部分にはリビングの照明スイッチに加えて、ダイニングも追加してもらった。ダイニングとリビングは同時に使う機会も多そうなので、まとめて操作できた方がいいと思ったからだ。
2階の電気図
2階に上がる階段はダウンライトから壁に取り付けるブランケットタイプに変更。階段の終わりに♪があるが、これは呼び鈴だ。インターフォンを1階にしかつけないので、呼び鈴だけ追加してもらった。
廊下は足下灯がある。夜トイレに行くときも照らしてくれるわけだ。センサー式なので人が通る時だけつく。
南の主寝室は2部屋に別れたときのことを考えてコンセントを配置。3口コンセントも採用して、数は足りるようにしてある。
東中央の楽器部屋はダウンライトを2つから3つに増やしてもらった。さらに、エアコン用のコンセントしかなかったので、3口コンセントを追加。電子ピアノや音源の再生などに使うことができる。
北の子ども部屋もコンセントを追加してもらった。こういった居室部分は、具体的なシミュレーションがしにくい。現時点で使う用途が決まっていないため、数や場所を具体的に決めることができないのだ。
だから、窓や扉を区切りとしてコンセントをつけていくしかない。どう考えてもここには何も置けないとかがわかる場所にはつけなかったが、何を置くかわからないけど使う可能性がある場所にはつけたつもりだ。
シミュレーションの限界
コンセントを考えたときに、常に挿しっぱなしになるものと、掃除機などのように使うときだけ挿すものがある。常に挿しっぱなしのなかでも、今想定しているものと、今後増えるかもしれないものがある。今はまだ世の中に無い製品を買うかもしれない。
そういったものまではシミュレーションしきれないのが現状だ。この時点で確実に使うコンセントにプラスして付ける必要があるかは勘に頼るしかなく、外れることも多いだろう。
多めに付けたつもりだが、足りないかもしれない。まあそこは何年か後に笑い話の一つとなればいいかなくらいに思うことにしよう(笑)