228.一条工務店である安心感(2015-09-09)


雨が続いている。そして、甚大な被害が出るほどにまでなってしまった。鬼怒川の氾濫は、他人事とは思えない。

流されなかった家

鬼怒川の氾濫により、多くの家が流されてしまった。自分の家が流されてしまったという絶望感は、当事者でなくてもわかる。もっとも、当事者の何万分の1にも満たないだろうが。

ネットでは、多くの家が流されている中で残っている家が話題になっている。ヘーベルハウスの家だ。周りの家が流されていく中、びくともせず、それどころか流れてきた家を受け止めるほどの強さだ。この映像を見たとき、東日本大震災の津波で残った一条工務店の家を思い出した。

あの津波で耐えた家はホールダウン金物があったからだ!と専門家は解説していた。比較的新しい住居であればホールダウン金物は義務化されているはずなので、もっと残ってもよさそうだ。一条工務店は木造にしては贅沢な基礎を施工している。我が家も周りの家に比べて基礎が高い。

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上棟後にホールダウン金物を見せてもらっていた。後付ではなく、基礎のコンクリートを流し込む前の鉄筋に組み込まれている。こいつが土台を貫通して基礎と壁を固定しているため、引っこ抜く力に強くなる。津波の時は浮力により家が浮いて、流されてしまったということなので、そもそも浮かないようにしてあれば流されにくいということだ。津波の時も、今回の川の氾濫の時も基礎は残っていた。基礎と建物がいかに強く結びついているかが分かれ目となりそうだ。

しかし義務化されているのであれば、もう少し残る家が多くても良さそうなものである。見た目だけのホールダウン金物だったり、施工を忘れていたり、必要な分より減らしていたりと、その実態はなかなか信用ならないようだ。最終的に家が完成してしまうと見えなくなる部分で、普段はあっても無くても分からない。いざこういう災害が発生したときに「あれ??」となるようだ。

だから一条工務店だから大丈夫というわけでもない。一条であっても、しっかり締めていないとか本数が足りていないとか、そういうミスがあれば全く無意味となる。結局は現場の監督であったり作業をしている方々次第ということである。「自分の家は自分で守る。監督は施主だ。」と誰かが言っていたが、そういう意味では間違っていないと思う。

安心できるか、信頼できるか

私としては、一条工務店に頼んで安心できている。地震を初めとするあらゆる災害にどう対応しているか、どういう商品を開発しているかなど、たくさん調べたし説明も聴いた。あるとき監督が「地震が起きたら、下手なところにいるより、現場にいた方が安心です。」と言っていた。それだけ自社製品の耐震性能に自身があるということだ。私は一条工務店を信頼しているからこそ、テレビボードもカップボードもお願いしたのだ。

住んでいる家が、謳っている性能を持ち合わせているかどうかは残念ながら非常の時にしかわからない。基礎がこうなっています!ツインモノコックが!と言われても、結局きちんと施工されていて、きちんと計算されていて、きちんと設計どおりになっているかによる。素人では判断できない部分だ。でも、営業のTさんを筆頭に関わってくれたすべての人を信頼している。信頼するしかない。

大きな地震に耐えた上で、津波も耐えたのは事実。それだけの性能を持った家が建てられるのも事実。油断する気はないが、この安心感は大事だと思う。今後も一条工務店には「家は、性能」を体現する家を作って欲しいと思う。もし、この家を建て替える日が来たとしても、また一条工務店にお願いしたいから。

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ようやく出た晴れ間に、空からの贈り物。子どもにとって人生初の虹だ。時に厳しさ、時に優しさを与える自然と、上手くやっていけたらと思う。


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