昨日、子どもが早起きをして、しかも朝ごはんもさっさと終わったため保育園に行くまでの間、時間に余裕があった。なかなか無いことなので、足し算の計算問題をいくつか紙に書き、解かせてみることにした。
足し算には時計が活躍
もともと簡単な足し算ができることは知っていたので、少し難しい問題も混ぜてみた。単純な足し算は繰り上がりが無ければ簡単に解くことができる。まだ一桁同士の足し算だが4歳なら十分だろう。少し難しい問題というのは、「4+?=6」といった、足した数ではなく足す数を答えさせる問題だ。もちろん「?+3=8」のような足される数を答えさせる問題も出した。
さすがにこれは引き算の概念も入ってくるだろうから難しいと思っていたのだが、あっさり解いてしまった。いつの間にこんな計算ができるようになったのだろうか。正直驚いた。ちなみにうちの子どもは、計算のときに時計を見ることが多い。時計の数字を見て数えているようだ。指よりも分かりやすいし、12までできる。
一体どの辺りまで計算できるのだろうか。数字を100まで数えることができるが、計算となると話は別だ。まだ数の順序と計算の結びつきが弱い。さっき出した難しい問題は引き算の概念なので、簡単な引き算はできるのかもしれない。
引き算にはクッキー
自転車で保育園に向かう間、計算問題を続けたのだが、やっていて興味深いことを発見した。まず「8-5=?」は難しいのだが「お皿に8個のクッキーがあって、犬が5つ食べてしまいました。残りはいくつ?」という問題に変えると、「3」と即答できるのだ。イメージがしやすい文章問題の方が解きやすいらしい。
一度分かると、いちいち文章問題にしなくても解けるようになった。というより子どもの頭の中で文章問題に変換しているらしく、「誰が食べたの??」と食べた人が誰かにこだわっていた。
そのほかの足し算も、時計が無いので指で計算していたようだ。だから「8+2」よりも「2+8」の方が時間がかかる。足される方と足す方を入れ替えても同じ結果になることはまだわかっていない。一度説明したのだが、まだピンときていないようだ。
今日も計算問題を出してみた。引き算も難なくクリアした。今日はさらに難しい問題をいくつか混ぜてみた。一つは足すと10になるもの。これはまだ難しいようだ。というよりは頭の中がごちゃごちゃになっていることが多い。例えば「2+8」を18と答えたりする。おそらくちゃんと10を導き出しているのだが、そのあともう一度8を足しているようなのだ。
あとは「10+5」のように時計でも指でも足りないパターン。これは頭の中で1ずつカウントアップしているようなのだが、途中でいくつ上げたのか忘れてしまい、1多かったり1足りなかったりする。この「10+5」が、1の位だけ注目すればいいと気づくのはいつなのか、これからが楽しみなところである。
逆に記憶が薄れないほどの小さな数の足し算は正答率が高い。「19+1」を即答したときはびっくりしたが、100まで数えられるし1数えるくらいなら頭の中もごちゃごちゃにならない。「10+10」を20とすばやく答えたのだが、これはどういう考えでそこにたどり着いたかは分からない。数えたにしては少し速い気がする。「20+10」は一度29と答えたが、その後30にたどり着いた。やはり数えてはいるようだ。
今日は3項の足し算「2+3+4」を書いた。最初に2個を計算して、その後残りを足せばいいというアドバイスは出した。最初の計算結果「5」を小さく書かせて、それと残りの4を足したのだが、答えは10だった。ここは数え間違いなのだろう。でも、これもすぐに解けるようになるんだろうなと感じた。
無理に計算をやらせるつもりはなく、子どもがやりたいと言ったときだけ出すようにしているが、なかなか面白いらしくはまったようだ。いつまで続くか分からないが、楽しく学んでもらえればと思っている。そんな火曜日。