先日新居に行ったときにふとリモコンをみると、ロスガードの排気側のメンテナンスランプが点灯していた。そのときは掃除機が無かったので放置したが、改めて掃除機を持っていった。
はじめての掃除
さて、思ったより早くランプがついたが、こんなもんなのだろうか。住んでいなくてもロスガードは回りっぱなしなので、結構頻繁に掃除する必要があるかもしれない。
引渡し時に監督から一通りの説明を受けているので、何をしなければならないのかは分かっている。我が家には排気口が2つ、2階の廊下に付いている。その2箇所のグリルをあけてフィルターと共に掃除機で掃除をすればいいのだ。
もし手順がわからなくても、メンテナンスファイルを見ればすべて載っている。これを見ながら手順を確認して早速掃除をする。
とにもかくにもロスガードのスイッチを切る。ロスガードのスイッチを切るのはこういったメンテナンスの時だけだ。たとえ半年家を開けることになっても運転させておかなければならないそうだ。電源ボタンを3秒間長押しして電源を切る。
2階に椅子を持っていきまず一つ目の排気口を開ける。掃除機で格子状になっている蓋とフィルターを掃除して終了。元に戻す。そしてもう一つの排気口をあけた瞬間、何かが降ってきた。
謎の金属片が落下
フィルターの蓋を開けた瞬間に小さな金属片が落ちた。そのときは金属片やロスガードよりも床の心配をしてしまったが(笑)床は無事だった。
乾電池とかと接触する端子のようなものにも見えるが、全然用途が分からない。正常な方を見たら奥のほうにかすかに同じようなパーツが見えたものの、何をしているものなのかが分からない。とにかく、掃除を終わらせて、蓋を戻してTさんに連絡した。
さっそくTさんがサポート側と連携をとり、後日H監督が来てくれることになった。なかなか対応が早く、翌日に来てくれた。
監督もわからず
監督に金属片を見せたが、ピンと来なかったようだ。何がどうなっているのか分からないため、排気口ユニット一式を持ってきてくれていた。どうやら排気口から吸った空気をロスガードに向かうパイプに送る部分に、金属の蓋があり、それをおさえているものらしかった。
なぜこんなつくりになっているのか分からないが、その金属の蓋にはバネがついており、何も外部から力がかからなければ蓋は閉まってしまう。それを開けた状態にするためのパーツのようなのだ。ロスガードは基本的に運転しっぱなしだし、排気口を閉じることはないはずなので、そもそもその金属の蓋自体がいらない気もするのだが、中ではそういう仕組みになっているのだ。
H監督が問題の排気口を点検すると、もう一つパーツが出てきた。本来はこの2つのパーツが溶接されていて、Fの字型のパーツになっている。そしてそのF字パーツのコの字の部分で2枚の金属蓋を挟み固定しているらしい。そもそも施工の段階で溶接がはがれていたらしく、2つのパーツをテープで止めていた。おそらく力に耐え切れずテープからパーツが取れてしまったのだろう。
それで排気口が閉じたために、埃でフィルターが目詰まりしたと勘違いしてメンテナンスのランプを点灯させたのではないかと推測する。
金属パーツには72℃という刻印があったので、おそらくは火災のときに火や熱がロスガードに行かないようにするためのものではないかと思う。いや、あくまでも素人こうめいの予測なので全くあてにならないのだが。火災で温度が上がり、72℃を越えた時点で溶接がはずれて金属の蓋が閉じ、ロスガードへのパイプをシャットアウトするのが目的なのではないだろうか。
とりあえず新しいパーツを取り付けてもらい無事に直った。が、このテープ修理は少し不満と不信感を持ってしまった。テープで貼り合わせていたということは、そのパーツが破損していることには気づいていたはずだ。そこで新品と交換せずにテープでくっつけて終わりというのは、すこし乱暴な気がする。力のかかる方向的にも、応急処置としてはひどいと思う。今まで何の不満もない一条工務店に、初めて不満を持った瞬間だった。
とりあえずはリカバーが早かったのでよかったとしよう。それにロスガード周りの施工担当がどこかは分からない。一条工務店が責任を負うのは当然だが、内部では別の業者の可能性もある。家一軒建てるのに数え切れないほどの業者が関わるので、一条工務店のミスかどうかは分からない。
私は一条工務店が大好きだし、今でも一条工務店を選んで本当によかったと思っている。住み始めればより強く感じると思う。周りにどんどん勧めていきたいとも思っている。だからこそ、こういったことが無いようにしてもらいたいと思う。頼んまっせ、一条さん!