ずっと前からやりたかった編み物にとうとう手を出した。1本の毛糸から平面だけでなく立体まで作ることができるというのは、折り紙に似た感動がある。切り貼りなどせず、編みこむだけというのがまたすばらしい。難しいイメージだが果たしてどうなるのだろうか。
まず手始めに?
適当な材料と、必要そうな道具を買い揃えた。と言っても、何が必要なのか全くわからない。とりあえず分かりやすそうな本を探し、その中をぱらぱらと眺めて必要そうなものを買った。もちろんその本も一緒に購入した。
とりあえず、何を作るかによって必要な道具は変わってくることが分かった。編み棒一つとってもたくさん種類がある。長いもの短いもの、太かったり端に玉が付いていたり。模様を編むのに必要なものもあるし、最後の糸の始末に必要な針もある。編み棒を数本と、始末用の針、なわあみ針と呼ばれる道具を購入した。
さて、まず手始めに何から作ろうか。基本の基本である「表編み」と「裏編み」はテスト的にちょこっと編んで覚えるとして、最初の作品をどうするか考えた。ここで、普通ならオーソドックスなマフラーとなるのだろうが、私は多くのテクニックが必要になるであろう「手袋」にした。しかも5本指。
針先で編むのではない
テストで編んでみると、それほど複雑なことはしていないことに気づく。ただ、難しく感じるのは「針先で編んでいる」からだ。針先だけで編もうとすると、上手く毛糸が絡まってくれなかったり、締まりすぎたりゆるすぎたりしてしまう。しかも針先に対して顔が近づき肩がこる。
力を抜いて、編み棒全体を動かして、腕も使って編むとかなり自然に編むことができることに気づいたのだ。まだまだ始めたばかりでたどたどしいのだが、すこしずつペースができてきた。というところで、いよいよ手袋作りの開始である。
子どもの手袋を編んでみることにした。子ども用なら編む量が少なくて済む。手袋は立体の作品なので、編み棒も2本ではなく4本も使うらしい。最初に載せた画像に三角形になった編みかけのものが写っているが、ああいう風にして輪っかの形にしていくそうだ。
この手袋は途中で違う色の毛糸が模様として入ったり、指を一本一本作ったり、編みこみによる模様を作ったりと、編み物のテクニックの大半が習得できるはずだ。最初の作品なので、クオリティは置いておいてとにかく手法を身に付けるためのものと割り切って、頑張ろうと思う。
手袋が完成したら、次はマフラーに取り掛かる。子どもからの要望でお花の柄があるマフラーをつくることになったので、手袋が終わり次第そちらに移ることにしよう。冬の間に終わらないと意味が無いので、鋭意製作中である。果たしてどうなるのやら・・・。
One thought on “ 234.編み物始めました(2015-11-06)”