前々回の記事でまだ床暖房を開始していないということを書いた。(233.我が家に初の訪問) ちょうど月の初めの方だったので、思い切って床暖房を始動してみようと思い、早速スイッチを操作した。
設定自体は簡単
初めての床暖房。操作そのものは何も難しいことはない。電源を入れて、各エリアの設定温度を決定するだけだ。とりあえずは様子見で全エリア28℃に設定した。電源を入れると早速不凍液が循環し始めた。もしこの不凍液に空気がたくさん含まれているようであれば補充の必要がある。補充用の不凍液はいただいているので、しばらくは大丈夫だろう。当然のことながら今回は補充の必要はなかった。
これは床暖房の全パイプが集約されている点検箱の中だ。一番右の太いパイプが大元で、細いパイプたちが各エリアを回ってきたものだ。さわってみると、太いパイプは暖かく、細いパイプはまだ冷たい。部屋を暖めて帰ってくるため、すっかり放熱してしまいまだ冷たいのだ。設定温度付近まで上がれば、細いパイプもそれなりに暖かくなっているはずだ。
i-smartでは床暖房を導入すると、一つエアコンが付いてくる。このエアコンの電源から床暖房は電力を供給されている為、冬場であってもこのエアコンのコンセントを抜いてはいけない。オフシーズンであっても、時折不凍液を循環させているらしいので、基本的にはこのエアコンの電源は指しっぱなしにしておく必要がある。
このエアコンの室外機に不凍液を補充するタンクがある。足りなくなったら外に出て、このエアコンの室外機のタンクに補充するのだ。床暖房が動いている間は、この室外機も動く。最初はエアコンのスイッチが入っているのかと勘違いしたが、床暖房の室外機でもあるのだ。
まだ本格的には動かないようだ
スイッチを入れた後はしばらく動いていたようだ。その日は少し寒かったというのも関係あるだろう。だが、まだまだこの季節1日中動きっぱなしにはならないようだ。朝一少し動いているくらいである。日中は仕事をしていなかった。温度計は、何もしていないときよりも1~2℃あがった。床を触ってみても大して違いが分からない。
そういえば住まいの体験会で凍えるような実験室に行き、床暖房が付いた部屋に入った時も、部屋は暖かかったが床をさわっても「冷たくない」くらいだった。私はどうも電気カーペットのような想像をしていたのだが、実際はそんなことはなく、床そのものが暖かいと感じることはない。
ずっと家にいると分かりにくいのだが、外から帰ってきたときや、お風呂に入るとき。風呂から上がって脱衣所に戻るときに、部屋の暖かさに気づく。確かにこれはストーブやエアコンの温まり方とは違う。部屋そのものが暖かい。どこか局所的に暖かいとか、乾燥しているとかそういうものではなく、部屋全体がむらなく暖かいのだ。
これから寒さも本番となるが、この調子なら本当に気持ちのいい空間を維持してくれそうだ。少なくとも家にいる間は半そででいられそうだ(笑)。エアコンとは違い風もないし、まさに「ひだまりの暖かさ」というのは表現としてあっていると思う。
気になることと言えば電気代くらいか。それもあって月の初めに付け始めたのだ。11月はそれでもずっと稼動するわけではないので、正確な電気代はわからないが夏場のエアコン同様、あまり上がらないことを期待している。