夏休みももう終わりが近付き、ようやく日中に平穏が訪れようとしている。何故こんなに騒々しいのか、一人娘よ・・・。
さて、我が家は一条工務店i-smartであり、こだわってこだわって作った家。ほとんど不満もなく、とても快適に過ごさせてもらっている。とはいえ、不満が全くないわけではない。
不満点は大きく2つ。1つは主寝室のクローゼット。
これは1ドアのタイプで、中に低めの引き出しが内蔵されている。引き出しは上下左右に2列2段となっているのだが、左右どちらにドアを開けてもドアが引き出しの一方に干渉してしまうため、引き出しをすべて同時に開けることができない。右の引き出しから左の引き出しに衣類を移すにしても、一度引き出しを閉じてドアを反対側に移動しなければならない。
これは引き出しの幅を狭くしてでもドアに干渉しないようにしてほしかったところ。まあこれについてはいまさらどうしようもないので、このままである。
そして2つ目はトイレの便座である。
便座が頻繁に外れる問題
我が家の便座はTOTOのTCF2111というもので、ウォシュレットタイプのものだ。機能そのものには何ら問題なく、毎日快適に使えている。だが、とある問題を抱えていたのだ。
それは便座が頻繁に外れること。外れると言っても取れてしまうというわけではない。
便座は基本的に便器の上に乗っかっている状態である。便座には足となる部分がいくつかあり、これが便器と接しているのだ。この部分が便器の枠から外れてしまう現象が度々起こっている。
便座自体は蓋と共に便器の奥の方で固定されているが、左右に結構ぶれやすいため、座った拍子にガコっと外れてしまうのだ。まあ壊れたわけではないのですぐにずれた分を戻せばいいのだが、あまりに頻繁に起こるため結構ストレスである。
1階も2階も同じ現象が起こるので、「こういうものか・・・」とあきらめていたのだが、よくよく考えれば、天下のTOTOがこんな商品を出すわけがないと思い、解決に乗り出したわけである。
外れてしまう原因は左右のブレ?
左右にぶれやすいのが原因だと思っていたため、半ばあきらめていたのだが本当にそうなのだろうか。構造上、左右にある程度ぶれてしまうのは仕方がないにせよ、それによって便座が外れてしまうのはどうかと思う。
当然ながらレビューにもそういう現象については語られていないため、我が家特有の現象だと推測できる。となると原因は他にあるはずだ。
よーく観察してみると、便座の足の部分が便器に乗りきっていないことが分かった。つま先立ちしているようなものである。こんなギリギリの状態だから少し左右にぶれただけで踏み外してしまうのだ。
なぜこんなことになっているのかはわからないが、おそらく便座の先端と便器の先端をそろえたからだろうと推測している。だが実際は足に合わせて前後を調整すべきであったのだ。とにかく原因が分かったので早速解決しよう。
解決自体はとっても簡単
解決するには便座をもっと前にずらせばいい。この便座は便座の奥とタンクの間のスペースを掃除しやすくするために、簡単に便座を外すことができる。
便座の右側にあるボタンを押しながら、便座を手前に引っ張ればすぐに外れてくれるのだ。
便座を外すとこのようになっている。ここまで来れば簡単。ネジを緩めてこの部品を前にずらせばいいのだ。
便座の位置を確かめながら調整した結果、最前まで移動させることになった。ネジをしっかりと締めて部品が動かないことを確認して、便座をはめた。
これで便座の足はこの通り。しっかりと便器の上に乗っかっている。試しにわざと左右にぶれさせてみたが、便座が外れることはなかった。これで一件落着である。
もっと早く着手していればよかった
と、4年ほど悩ませていた問題はいとも簡単に解決してしまった。左右のブレばかりはどうすることもできないので、この問題は解決できないだろうと思っていたのだが、なんとも拍子抜けである。
便座を前に移動させたことにより、便器と便座の先端はずれることになってしまったが、足の状況を見ればこちらが正しいことは一目瞭然である。今度我が家に一条工務店のTさんが来たら、この話をしてみようかと思う。これは施工の時に気を付ける部分だからだ。
今年も猛暑続きで外はうだるような暑さだ。気密性と断熱性が強みの一条工務店とは言え、エアコンは必要である。それでもエアコンの効きは素晴らしく、日中でも27度設定で十分である。
クロスのすきなども目立つものはなくて、問題らしい問題は起きていない。これからも私たちの帰る場所として、このまま問題なく過ごせますように。