18.いざ仮契約へ(2014-08-09)


いよいよ仮契約の日。いつものように車で展示場に向かった。Tさんと挨拶を済ませて、仮契約の手続きに入る。子どもはいつもどおりキッズスペースへ。

仮契約では、「建築工事請負仮契約書」という書類が2部用意され、1部をTさんが、もう1部を我が家が持ち、読み合わせを行う。Tさんが書類に書いてあることを読み上げ、我が家はその内容を確認するのだ。一字一句なめていくので、それなりに時間がかかる。

仮契約と実印

内容は契約書独特の難しい言い回しが含まれているのだが、Tさんがつど丁寧に説明してくれるので、「意味がわからない!」ということにはならなかった。もちろんここで同意できない内容があれば契約は成立しない。

ところで我が家には実印がない。この仮契約の時点では認印でいいのだが、まあ早めに作っておくようにということだ。今はインターネットですぐ作ることができる。

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我が家も早速ネットで注文をした。もちろん嫁さんの名前で彫ってもらう。届き次第、役所に行って登録手続きを行えばいい。

仮契約金100万円を支払うための振込用紙をいただき、仮契約手続きを終える。そして、土地の話となった。Tさんは以前と同じく提携の不動産屋から仕入れた物件をいくつか出してくれた。

土地の候補

1つは160㎡超えの物件。建ぺい率40%だが問題ない。今は家が建っているが、更地渡しの交渉をする事もできるらしい(交渉が可能というだけで必ずやってくれる訳ではないが)。
もう一つは、我が家が保留とした三方道路の分譲地。Tさんにより、謎だった部分が判明した。以前のブログで我が家が保留としたのは、売り出されている土地が1番と10番であり、2番から9番は検索に出てこなかったことと、土地より大きな面積の私道持ち分の存在だ。

実はこの分譲地は全部で11区画あるのだが、土地として売り出しているのが1番と10番だけなのだ。残りの2番から9番と11番は建て売りらしい。どうりで土地の検索で引っかからないはずだ。だから特別売れ残っているわけではないのだ。
また私道持ち分についても聞けた。この分譲地内の道路は私道で、袋小路となっているため通り抜けることは出来ない。この私道を使用するのはここに住んでいる人と、郵便や宅配便、訪問客くらいだ。この私道の面積が193.27㎡あり、それをこの11区画の住民が等分に持ちましょうということだ。

これは各区画が面している部分を持ち分とする訳ではなく、全員が対等に利用できることを意味している。だから、ここは自分の持ち分だ!!と勝手に花を植えたりは出来ないし、ここは俺の土地だから通るんじゃねぇ!!といったことはない。みんなのものですよーって意味らしい。この私道を11個に区切るのではなく、11枚のレイヤーが重なっていると思えばいいのかな。

この私道持ち分について追加徴収があるわけではなく、何も気にせずに1990万円で、126㎡の土地が手に入り、ちゃんと私道も使用できるということだ。ということは、我が家が懸念点としていた部分は全て払拭され、むしろとても理想的な場所へと変わった。

土地物件の下見

とりあえずこの2つの物件を見に行くことにした。Tさんの車に乗り、まずは160㎡超えの方へ行った。途中少し狭い路地を通りながら到着。かなり近くにスーパーがあるのは魅力的だ。他にも自転車圏内にたくさん店がある。

Tさんはあらかじめここを見に来ていたらしい。夜に来たので、トラックが入れるか微妙なところだと思っていたらしいのだが、明るい中で見た感じでは問題ないとのことだ。クレーン作業を行う際の電線の位置も特に問題ないとのことだ。
トラックが通れるか微妙な場合は、あらかじめトラックを実際に来させて検証するらしい。色々決まって、よし着工!トラック入りません!家建てられません!さようなら!じゃ困るので当然なのだが。

我が家は表面的な部分ばかり見ていたのだが、さすがはTさんの中ではもっと深いところまで気にしていたらしい。隣の家との塀の高さや、中に通っている水道管の太さなどまで気にしていたのだ。

塀と境界線

塀を1.2mより高くする場合は、3.4m以内ごとに控え壁というものを設置しなければならないらしい。控え壁は塀に対して垂直に設置されて、塀が倒れないように支えるものだ。まあ、塀ギリギリに家を建てるということは無いと思うが、この控え壁分、敷地が狭くなるイメージだ。控え壁にも基礎が必要なので、外構費用もかさむ。
Tさんは他にも、隣地との境界線も気にしていた。すでに家が建っているような土地の場合、境界線が曖昧なことが多く、トラブルの種になりやすいのだそうだ。私のような素人には考えつかないようなことも、まるで自分の家を建てるかのように心配してくれていた。

我々の印象としては、主要道路にも出やすいしスーパーが近いところは魅力的だ。さらに土地も十分に広い。庭も結構確保できるだろう。実はこの物件もインターネットで見つけていて、ちょっと気になっていたところだったのだ。ただ、家は密集気味で、ソーラー発電には少し不利な感じがした。とても静かな所なのはいい感じだが、楽器の音漏れは気をつけなければいけないだろう。

駅は多少距離があるものの、不自由って程ではない。駅前には大きなバス通りがあり、主要な所へ行くのに問題なさそうだ。公園も近い。Tさんも物件は良いものだとしながら、近所のことだけは気にしていたようだ。こちらが近所について問題なければいいと思いますと言っていた。
隣の家は資材置き場を持っていて、木材やパイプなどが立てかけてある。リフォームなどをしている方が住んでいるようだ。人には会えなかったが、確かに近所付き合いも気にしなければいけないなと思った。簡単に引っ越すわけにも行かないし。

一通り見終わったので、2つめの物件へ行くことに。まあ、それは次の記事としよう。


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