さて前ページに続き、今度はその外の収納も見ていくことにする。
ウォークインクローゼット
こちらはシステムウォークインクローゼット。これがつけられるほど余裕があればなあとも思うが、そもそも年中Tシャツとカーゴパンツしか着ない私には必要ない容量だ(笑)一条工務店の高断熱で快適な冬になるだろうから、もはや上着の存在すら忘れるかもしれない。いや、まあそれはない。
ブックシェルフ
これはブックシェルフ単体。確か完成現場見学でお邪魔したお宅は、階段上がった正面にブックシェルフがあった。廊下の部分なのだが、なかなか凝っていると思う。廊下をただの通り道にしない、そういうアイデアが大事だと感じた覚えがある。
システムパントリー
システムパントリーは、缶詰めやペットボトルなどを収納する。非常事態が起きたときのために、薬や救急セット、水やレトルト食材などを入れておくのに重宝する。我が家は、床下パントリーを採用したので、このタイプは無くてもいいかなと考えている。
しかしながら、こちらのパントリーはコンパクトながら沢山の仕切りがあるので、かなり収納力は高いと思う。奥行き3尺の方は、前列がスライドするので使い勝手もいい。
システムパントリーはウォークインタイプもある。もはや使い切るのも大変な収納力だ。家に閉じこめられても1~2週間は平気そうだ。
押入
押入は6坪ルール適用外だ。仕切りが無いもの、中にタンスが入っているものなどそれなりにパターンがある。6坪ルールいっぱいにクローゼットをつけてしまった場合でも、押入を採用すれば問題なさそうだ。
押入の扉は和室であれば白木調が標準となる。前回書いたとおり、ネイビーかカラシの市松模様もオプションで選択可能だ。洋室に配置する場合は、部屋のドアと同じ色になる。外見では押入っぽくは見えないだろう。
階段下
階段下の収納や屋根裏の収納にはクロスが付かない。味気ない感じになるが、大体どこのメーカーも同じだと思う。気に入らなければ、自分でクロスを貼ってもいいだろう。収納全般そうだが、基本的には中を他人に見られることはないだろう。
点検口
後は点検口について。家を建てると壁の裏など、建築途中は見放題だった部分も容易に見ることができなくなる。普段みる必要もないが、定期点検の時は必要となる。例えば風呂の下から水漏れしていないかとか、主要な配線や配管が老朽化していないかなど。こういった内側の点検に必要なのが点検口だ。
2階に風呂を配置した場合、その1階部分に点検口がつくことになっている。我が家は真下が玄関のシューズクロークになっているため普段は目に付かない。万が一水漏れしても、そこまで被害は出ないと思う。何ともちょうどいいところに収まった。
これで内装設備は終了だ。収納は多いに越したことはないが、より効率よく使うためにはどうしたらいいのだろう。その一つは高さを生かすことだと個人的に思っている。いっぱいものが入っている収納も、よく見ると上の方が空いていることがよくある。上手く積み上げて埋めてもいいのだが、下にあるものを取り出す時に大変だ。最初からある程度仕切りが用意されていると、そういった問題が解決できると思う。
とは言え、部屋の広さを優先にした我が家は、部屋の配置時点で選択できる収納のサイズがほとんど決まってしまう。だから、ほとんど選択肢はないと思う。あれこれ迷わなくていいのだが、こればっかりは使い方を工夫してカバーしていこうと思う。