昨年の今日、引っ越しをしてi-smartでの生活をスタートさせた。これで梅雨を含めてすべての季節を過ごしたことになる。
このi-smartには本当に満足しているので、たとえ今大金が手に入ったとしても新しい家を建てることはないだろう。今日もものすごい暑さだが、エアコンの効きがいいためとても快適に過ごすことができている。
1年を振り返って
我が家のi-smart生活は梅雨から夏に入りかけるところからスタートした。湿気と暑さでクラクラするような日でも、家の中は快適に過ごせたのを覚えている。
断熱性が高いとはいえ、日中は暑くなる。i-smartに過剰な期待を寄せていた時期もあったが、外が暑ければ中も暑くなるものだ。ただ、前に住んでいた賃貸なんかよりは断然室温は上がりにくいのは確かだし、そのおかげで部屋が広くてもすぐに冷房が効く。
昨年はリビングのエアコンはつけっぱなしにしていた。そのためLDKはいつでも快適な状態となっていた。時折、湿度が高くなったときに冷房とドライを切り替えたくらいだ。
それに対して2階は基本的に夜にしか使用しないため、普段はエアコンのスイッチを切っていた。そして寝る前にエアコンのスイッチを入れて就寝という流れをとっていた。
しかしながら、i-smartの高断熱性が逆に働いてしまい、夜遅くになっても日中に上がった室温が保たれてしまっていた。それでもエアコンをつければほどなく涼しくなるのだが、最初はエアコンがフルパワーで稼働しなくてはならなかった。
今年は日中もエアコンをつけておこうと思っている。エアコンが電気をたくさん使うのは暑くなった室温を下げるときだ。一度下がってしまえばそれを維持するだけなのでそこまでパワーはいらなくなる。断熱性の高さで室温の維持はしやすいはずなので、今年はつけっぱなしで様子を見て見ようと思う。それで昨年の電気使用量と比べてみるのだ。
反対に冬は床暖房をすべてつけっぱなしにしていたので、常に家中が快適だった。年末年始で1週間ほど家を空けるときも、設定温度を下げるだけでスイッチは切らなかった。こちらも冷え切った部屋を温めるのにパワーを使うため、1~2週間ほどの留守であればスイッチを切らない方がいいらしい。
そして問題は春先と秋口である。これらの季節は外がちょうどいい気候になっているため、冷房も暖房も必要がない。しかし窓を閉め切っていると家の中が逆に微妙な暑さや寒さになっていることが多いのだ。そこで網戸の取り付けを検討したのである。
網戸の計画
我が家は計画当初で網戸を一つもつけなかった。オプションであるため、つければつけただけ金額が上がることと、i-smartなら必要ないだろうと思っていたからだ。
でも実際は窓を開けたくなる時期というのがあったのだ。それが春先と秋口である。
4月後半あたりから、閉め切っていると少し暑い日というのが少しずつ増えてきた。しかし外は涼しいのでエアコンを使うのもなんだか癪に障る。しかたなくほんの少しだけ窓を開けることにしたのだが、やはり虫が入ってきてしまう。結局、担当のTさんに相談して網戸を付けることにした。
取り付けるのはダイニング、和室にそれぞれ1枚ずつ、2階は子供部屋と主寝室に2枚ずつの計6枚だ。風が流れていくようにすれば涼しくなると考え、すべての窓に付けることはしなかった。これだけあれば十分なはずである。
2階の楽器部屋は唯一網戸がない部屋になってしまうのだが、そもそも窓が1枚しかないことと、この部屋を使うときは音が漏れないように窓を閉めてしまうため、必要がないと判断した。
取り付けそのものは1時間程度で終わるらしいが、網戸が納品されるまで少し時間がかかるということで、6月頭ごろということになった。
取り付けそのものはあっという間に終わった。当然ながら隙間はなく、網もけっこうしっかりしたものが付いている。
ダイニングのところだけ窓が開き戸のタイプであったため普通の網戸を付けることができない。ここだけ窓より室内側にロール型の網戸が取り付けられる。
普段はこのように枠だけしかなく、網戸は見えないようになっている。使用するときは左側から網戸を引き出して右側にくっつけるようにするのだ。右側では磁石によってくっついているだけ、かつロールは自動で巻き取られるので、軽く離してあげればシュルシュルっと網戸は巻き取られてしまわれる。
一つ気を付けることとして、このタイプは室内側に網戸があるということだ。網戸を閉める前に窓を開け、網戸を開けてから窓を閉めなければならない。網戸に虫が止まっていた場合はそのまま室内に入ってくることがあるということだ。
6月に入ってからということもあり、今回はあまり活躍する時間が多くなかった。それでもつけてよかったとは思う。秋口から本格的に仕事をしてもらおうと思う。それまではもう冷房の出番となる。
湿度はマメにチェックする
温度計とともに湿度計もいただいたので湿度を気にするようになった。冬場は放っておけば湿度が30%を切ることがあり、加湿器は必須となる。特に最初の2年は木材が安定しきっていないため、冬の過乾燥はクロスのすきなどの原因となってしまう。
2階は風呂場の湿気が少し回っているおかげで多少はよかった(それでも加湿は必要)。LDKは換気扇があることもあって瞬く間に乾燥してしまう。手持ちの加湿器では追いつかないため、大きい加湿器を買った。それでも8Lの水が1日で無くなるほどだ。
梅雨時はやはり湿度が上がる。エアコンをドライ、または自動モードにしておくだけでこちらは解決できるのでさほど問題ではない。以前よりも湿度を気にするようになったので、こまめに切り替えるようになったくらいだ。
冬場は乾燥していても窓は結露する。ハニカムシェードをすべて降ろしているとより顕著に出る。それでも下を少し開けて置いたり、日中はハニカムシェードを全開にしておけば解消される。風呂場も含めてまだカビには出会っていない。
「家は性能」とは伊達じゃない
1年間過ごしてみて、賃貸はもちろん私の実家よりも快適さにおいては上回っていることがわかった。とにかく季節による差をここまで抑えることができるのはすごいことだと思う。いくらエアコンがあるとはいえ、常に分回っていたり設定温度を結構下げないと冷えなかったりという生活から一変した。
それ以上に冬場の快適さは今までに経験したことがない。床暖房の優しい暖かさとムラの無さはすごいと思うし、窓際のヒンヤリした感じもないのはなかなかだと思う。
デザインが凝っている家は、やはりお邪魔するといいなーと思うこともあるが、それは訪問したときだけだ。そこで四六時中生活するとなればやはり快適さのほうが大事かなと私は思う。
2年目の生活がスタートするが、昨年よりももっとうまく付き合っていけたらと思う。