一条工務店といえば「高気密・高断熱」が有名だ。事実、その気密性の高さのおかげで畑に囲まれた我が家の中に土埃が入ってくることはない。
高断熱のおかげで真冬でも窓際は寒くなく、夏場もサッシでやけどしそうになることもない。
ところで、この気密性の高さが別のメリットをもたらしているということをご存じだろうか。
防音室がいらないくらい
このブログではたびたび遮音性能の高さについて書いてきた。楽器を演奏する我が家が防音室を作る必要がなかったくらいなのだから、結構なものである。
私は主にトロンボーンを、妻はクラリネットを吹くのだが、少なくともクラリネットの音は全く漏れない。家の中ではよく響いているが、外には全く漏れていない。
トロンボーンやトランペットのレベルになるとかすかに漏れる。だが本当にかすかであり、外が静かであれば、どこか近くの学校から鳴っているかのようなくらいに聞こえる。
WiiUでカラオケをすることがあり、リビングにある5.1chのスピーカーを通して結構な音量を出す。
ちょうどそのスピーカーの上にある主寝室では床が地響きするほどの音量を出していて、子供もマイクを通してこれでもかというくらい大きい声で歌うが、外には一切漏れていない。
音の種類で漏れやすさが変わるようだが、少なくとも日常の音が大きく漏れることはほとんどない。特に低音は漏れにくいようだ。
外の車の音なども、やけに高い音だけ室内で聞こえてくる。家のなかでどたどた走り回っていても外には全く聞こえていないのだ。
雨も風向きと強さによる
昨晩、東京では雷を伴う豪雨があった。雹も降るほどで、さすがに家の中にも音が聞こえてきた。
主に聞こえてくる場所は換気扇と、負圧調整用のダクトのあたりからだ。窓から音が聞こえるのは風によって窓に直接当たっているときで、風もなくまっすぐ降るような雨だとほとんど気づかない。
いい機会だったので動画を撮ることにした。雨が激しいときに窓を開け閉めしているところを撮ってみた。動画だといまいち伝わりが弱いのだが、差はわかると思う。
これもひとえに気密性のおかげ。窓から漏れることなく遮音できているからだ。この遮音性の高さは我が家が一条工務店にした決め手の一つ。とても気に入っているところである。
我が家はいわゆる「閑静な住宅街」なのでそもそも周りも静かだが、ある程度の交通量がある道路に面していても、中は静かなままである。
引渡し前のお宅にお邪魔させてもらったときは、結構な交通量がある道路に面していたが、窓を開けるまでそのことを忘れるくらい中には聞こえていなかった。中の音が漏れないのもうれしいが、外の音がしっかりシャットアウトしてくれるところもうれしいところだと思う。
これはさすがに実際に家に入ってみないとわからないことなので、引渡し前でも、実際に住んでいるところでも見学に行くことをお勧めする。きっとその遮音性能に驚くと思う。