秋らしい陽気になったかと思いきや、結構な気温の下がりを感じ、天気予報では11月並みの気温と言われたくらいに冬目前。今週に入ってまた夏に戻ったりとなんだか安定しない気候が続いている。体調管理をしっかりしなければすぐにでも調子を崩してしまいそうだ。
それでも冬は近付いているので、そろそろ家の冬支度でも始めようと思った。とはいってもi-smartでは全館床暖房のおかげでそれ以外の暖房器具は必要ない。コタツもストーブも我が家にはないが、困るどころが快適に過ごしてきている。高断熱・高気密にトイレやふろ場まで通っている床暖房さまさまである。これぞi-smartの本領発揮というところだろう。
i-smartでも加湿は必要
しかしながら室温はどうにかなっても湿度はどうにもならない。気密性が高く、換気システムも湿度の交換をしてくれているとはいえ、冬にはカラカラに乾燥してしまう。LDKなんかはすさまじく、20%台まで軽く下がってしまうのだ。そのため暖房器具の準備は必要ないが、加湿器の準備は必要となる。
最初はLDKについては加湿器の必要はないと考えていた。キッチンがある以上、ある程度の湿度を保てると思っていたからだ。しかしながら実際はそんなことはなく、むしろ主寝室よりも低い状態。そのため、引っ越して最初の冬にあわてて加湿器を買いに行ったのだった。大事なことなのでもう一度書くが、i-smartでも加湿器は必要である。
我が家にはLDKに1台、子供部屋に1台の加湿器と主寝室に加湿機能付き空気清浄機が1台ある。楽器部屋はそもそもこもっている時間が少ないのと、和室はLDKとつながっているので3台あればとりあえず賄えるのだ。フィルターやらパーツやらを掃除して3台ともいつでも稼働できるようにしておいた。ここで夏の陽気に戻ったので、まだしばらくはスイッチを付ける必要はなさそうだが・・・。
1年を通して湿度は40%~60%をキープするのが理想だ。梅雨時や夏には除湿が必要なこともあるが、大体は60%を超えることはない。今年は夏の天気が悪く、部屋干しが多かったので主寝室では80%近くまで上がる日が多々あったが、ほかの部屋は除湿をしなければならないほどではなかった。
しかし冬場はどの部屋も加湿が必要に感じる。寝室の加湿器が水切れなんかを起こすと、翌朝起きた時にのどが痛いくらいだ。特に冬場の過乾燥は壁紙などにもよくないらしく、しっかりと注意書きがあるので気をつけておかねばならない。
とまあ、加湿器さえ準備できていればあとは寒くなってから床暖房を稼働させるだけなので、冬支度といってもたいそうなものではない。冬の準備よりもそれまでの掃除や手入れのほうが大変かもしれない。つまりエアコンや換気システムの手入れである。
エアコンはしばらく休みに入るので掃除が必要
先も述べた通り、冬場は床暖房だけで事足りるためエアコンは必要なくなる。今はまだ突発的に夏の陽気に戻るので使うこともあるが、もう少しすれば長い冬の休みに入るわけだ。次のシーズンでスムーズに使用するために掃除をしておく必要がある。説明書を見ながらフィルターや内部の掃除をしておくのだ。そしてコンセントも抜いてしばらくの休憩をしてもらうのだ。ただし、LDKのエアコンだけはコンセントを抜いてはいけない。これは床暖房の電源も兼ねているため、抜くと床暖房が稼働しないからだ。床暖房もエアコンも使わないときであっても、時折不凍液の循環などをしているらしいので、ここだけは年中コンセントを抜いてはいけない。
ロスガードの防虫ネットも交換を
エアコンともう一つは換気システムであるロスガードの掃除だ。ロスガード自体はシーズン関係なく年中稼働させておくものだが、中に防虫ネットが入っている。外部と空気を入れ替える性質上虫も入ってきてしまうが、それを捕らえるためのフィルターが入っているのだ。そろそろ虫の季節も終わるので、そのタイミングで防虫ネットの交換をしておくのだ。このネット、ただのフィルターなので虫が生きていることが多々ある。そのため交換の際に虫が飛び出してしまうということもよくあるのだ。大体はエサもないので死んでしまっているが、実際2~3匹の小さな虫がプーンと出てきたことがある。掃除機を片手に頑張るしかない。
i-smartに住んで冬支度はずいぶんと楽になった。灯油を継ぎ足すストーブもいらず、コタツも出す必要がない。決死の覚悟でトイレや風呂場に行くこともなく、部屋のドアを閉めない子供を叱る必要もない。家中どこでも春の陽気のような暖かさがあるので、つい半袖のまま過ごしてしまう。実に快適である。i-smartでの3度目の冬もまた、気持ちよく過ごせそうである。