前回の続きとして2階の電気図を見ていこうと思う。2階は居室中心なので、1階ほど複雑ではない。ただ、コンセントはよく考えておかなければならない。ベッドをどこに置くか、ある程度考えておく必要がある。
2階電気図
2階も北側から見ていくことにしよう。バルコニーには電気周りで関係する部分はない。
風呂にはダウンライトが2つ付く。仕様ノートで、風呂場の照明の色を個別に指定するところがあったので、独自のダウンライトと思われる。まあ、防水仕様の必要があるので当然だ。
さらにタイマー付の換気扇がついている。もし、浴室にテレビを導入した場合は、この電気図に出てくるだろう。我が家はそもそもテレビにあまり興味が無いので採用しなかった。
隣の洗面室はダウンライトが1つ。これに加えて洗面台にも照明がついている。分電盤がここに書かれているが、1階のリモコンニッチ上部に移動した。100Aの契約なのでそうそうブレーカーが落ちることはないと思うが、落ちるとしたら1階で電気を使っている時だろう。であれば、1階に分電盤があった方が便利だ。
洗濯機用のコンセントが付く。それに加えて、洗面台にたくさんコンセントが付いているので、ドライヤーをはじめとするもろもろの電化製品は、問題なく使用できるだろう。
トイレは1階と変わらず、ダウンライトと換気扇、ウォシュレット用のコンセントが付いている。換気扇はもちろんタイマー付だ。
我が家の唯一とも言える廊下にはダウンライトが2つ。南側の方はいいとして、北側のライトがなぜこんなところにあるのかと思ったのだが、小屋裏収納の折り畳み階段があるからだった。ちなみに廊下にある「RA1」と「RA2」はロスガードに続く排気口だ。汚れた空気はここから吸い込まれ、ロスガードにたどり着くのだ。
北東の子ども部屋は、6畳用のシーリングライトが付く。コンセントは取りあえず2箇所付いているが、変更するかもしれない。この部屋の東側外にメモ書きがあるが、外部からの幹線やインターネット回線などはここから引き込む。
引き込んだ諸々の線は、階段を上がったところにある情報ボックスに集約され、そこから各部屋に分散していく訳だ。モデムなどごちゃごちゃしたものを、この情報ボックスに入れてしまい、各部屋はコンセントから接続するので、かなりすっきりするだろう。この情報ボックスの下辺りに、コンセントが1つ付く。主に掃除機用だ。
東側中央は楽器部屋だ。コンセントがエアコン用しかないので、追加してもらおう。音源を聴いたり、電子ピアノを置く予定だからだ。あと、照明もダウンライトが2つだが、増やしてもらおうと思っている。楽譜を見ることが多いので、そこそこ明かりは必要なのだ。
小屋裏収納は窓が無いので、照明は必要だ。消し忘れを防ぐため、スイッチは廊下に付ける。階段はダウンライトとなっていたが、壁に付けるブランケットタイプにした。天井につくダウンライトは、階段上で交換するのが至難の業と思ったからだ。
最後は主寝室だ。主寝室は後に2部屋になることも考えておかなければならない。
照明は6畳用のシーリングライトが2つだ。当然スイッチは分けておかなければならない。この図では2部屋になったときのベッド配置になっているが、主寝室として使っているときは東側に寄せようと考えている。そのために室内物干し金具を西側き寄せてもらうようお願いするのだ。普段は東側の照明を主に使うことになると思う。
コンセントは難しい。2部屋だったら、この仕切となっている壁にもコンセントが必要なのだが、現時点では付けられない。
取りあえずエアコン用のコンセントが2つ、その他にコンセントが2つあるが、ここはもう少し考えることにしよう。
これで全体を見終わったわけだが、テレビ線をはじめ、LANがどこに必要なのかとか、電話はどこに置くのかなど、考えることがたくさんある。次回打ち合わせまでに、しっかり決めておこう。打ち合わせの時に決めると、必要以上にコンセントがつきそうだ(笑)
照明はほぼこの図面通りでいいと思う。パソコンデスクの上と楽器部屋に追加するくらいだろう。我が家は照明にあまりこだわらないが、家造りの大事な要素だ。壁紙や間取り以上に綿密に計画する人もいる。種類・デザイン共にたくさんあるので、かなり時間がかかるはずだ。
電気周りで1回分の打ち合わせを取ってあるのもうなずける。とにかく、頭の中と紙の家で何回もシミュレートしなければならないのだ。逆にこれだけ何回もシミュレートしているが故に、「何か違う」も出やすいのだと思う。
我が家もコンセントは悩むところだ。照明で浮いた時間もたっぷり使って考えていこうと思う。