新年早くも半月が終わってしまった。実に1年の24分の1が終わったことになる。行ってしまい、逃げてしまい、去ってしまう最初の3月は異様に早く感じるのだろう。
さてさて我が家の南側にはコニファーが17本並んでいる。当初11本の計画だったのだが、市の生垣助成の条件である「隣の葉と触れ合う程度」というものに引っかかり、急遽6本増えたのだった。これは業者側の手違いというか見積もり不足ということで、料金そのままで増えた言わば「ラッキー案件」であった。
このコニファーたちの現在の状況と、昨年あったことを紹介しようと思う。
ようやく目隠しレベルに
まずは、コニファーが植えられた当初のころの写真をご覧いただきたい。
60~70cmくらいしかなくまだまだ小さい。目隠しなんてとても無理という感じだった。コニファー同士もスカスカでギリギリ生垣助成の条件をクリアしたくらいだ。
それでもコニファーは成長が早く、種類によってはあっという間に屋根くらいの高さになる。アメリカの広い家にあるようなものを思い浮かべると、結構なサイズだ。当然そんなサイズになっても困るので、我が家ではコニファーの中でも比較的成長の遅いタイプである「スカイロケット」を選んだのだ。それでもある程度の大きさになったら剪定が必要になるが。
根付くまではか弱いコニファーなので、竹や木でつくった支柱によって支えられている。この支柱は2年ほどで腐って土にかえるらしい。しっかり根付くのに1年はかかるということで、それまではしっかり守るためにある。
幸い風で折れてしまうということはなかったものの、植えてすぐに夏となったのが原因で数本枯れてしまった。水はたっぷりとあげていたのだが、それでもだめだったのだ。だめになってしまった数本は無料で植えなおしてくれた。
そんなトラブルがありつつもすくすく育ち、しっかりと根を張った現在がこちら。
すっかり大きくなり、高さももちろんだが太くなった。隣のコニファーと触れるかどうかという感じだったのが、絡み合うほどになった。
盛り上がりすぎてやや外に飛び出してきているので、近々剪定が必要だろう。暖かくなってきたら外にはみ出している部分を切ろうと思う。
今は冬なのですこし白っぽくなっているが、春になって暖かくなると青々としたきれいな緑になる。最初の半年くらいは毎日のように水やりが必要だったが、根付いたおかげで今は何もしていない。それでも枯れる様子は全くない。
支柱はまだまだ現役!?
植えたばかりのコニファーは細く小さかった。さらに根もまだ張っていないため風対策に支柱を入れていた。竹や木、麻ひもといったものでできた支柱は、2年くらいたてば腐って土にかえるということだったが、3年半経った今でも現役(?)である。もちろん当初よりも古くなったなと感じるし、もろくなってきている感じはする。それでもまだ2~3年は残っていそうだ。
まあ別に表から見えるわけでもないし、無理に撤去する必要もないだろうということでそのままにしてある。いずれは腐って土にかえるのだろうが、それまで放っておけばいいと思っている。
そしてその選択をしてよかったと思えるトラブルが昨年起きたのだった。
超強力な台風の風により
昨年、史上最強と言われた台風が発生したのを覚えているだろうか。しかも短期間に2つも大きな台風が来たこともあり、各地でかなりの被害が出た。我が家では外にあったものが飛んだり、またはどこからか飛んできたりというものがあったが、特に被害はないと思われた。建物も何事もなかったし、例え窓が割れても室内に被害が出ないことはわかっている。防犯シートが内側の窓ガラスをしっかり守っているからだ。
しばらくしてからふと、コニファーに異変があることに気が付いた。根本から折れ曲がっていたのだ。最初、コニファーの幹が折れてしまったのかと思いかなり焦った。幹が折れてしまったのならば、近いうちに枯れるだろうからだ。
実際には根っこから少しだけ引き抜かれたようになっていただけで折れてはいなかった。せっかく根付いた根っこが少し抜かれてしまったので、それはそれで枯れてしまうのでは?と思った。とりあえずは傾いたコニファーを戻してあげたのだが、少しクセが付いてしまってようなので、ビニールひもで支柱に固定しておいた。
あれから数月経った今、枯れる様子がないのでとりあえず安心だ。根もすこしだけ出てきてしまったというだけで大半は土に埋まったままだったのもよかったのだろう。もしあのままもう1回同じくらいの強風に吹かれていたら駄目だったかもしれない。もしくはもう少し若いコニファーだったら駄目だったかもしれない。ある程度の大きさに育ったコニファーだったからこそ、これくらいの変化で枯れるようなことにならなかったのだろう。
7mほどの1辺に17本ものコニファーが並ぶ様子はなかなか圧巻で気に入っている。台風の強風であわや!というところだったが、無事で本当によかった。これからも無事に元気よく育ってほしいものである。
剪定についてもそろそろ考える時期
室内から見ても目隠しとしての仕事を立派にしてくれているのがわかる。もう少しだけ背丈が伸びればもう十分なサイズである。大きくなりすぎると手入れができなくなるため、ここ!という大きさになったら剪定する必要がある。
一応、てっぺんの部分を切ればそれ以上上に伸びることはないと聞いている。あまり高くなってしまうと梯子が必要になってしまうので、もう少し伸びたところで切ってしまおうと思う。もちろん剪定などしたことがないし知識もほとんどない。いきなりジョキンと切って問題が起きてもいやなので、下調べはしておこうと思う。
まずは今春に外にはみ出てしまっている側面を。そしてもう少し上に伸びて完全な目隠しになったところでてっぺんを。その後は側面を定期的に整えていくという形になっていくと思う。長く我が家を守ってもらうためにも、しっかりと手入れをして付き合っていきたい。