7.ソーラーパネル(2014-07-27)


ハウスメーカーを決めるにあたって、我が家は、当然一条工務店が基準となる。いろいろなハウスメーカー、工務店を見れば見るほど一条工務店が魅力的になってくる。

耐震については、ちゃんと造ってあれば大体どこのメーカーでも、どんな工法でも地震には耐えられるらしい。ただこれは、新築の場合だ。当然月日と共に劣化していく。いかに新築当時の強度を保てるかが胆だと、Tさんが言っていた。そういった所も見据えての高気密・高断熱や防腐・防蟻処理なのだろう。特にシロアリ対策は緻密に計算されている。どれだけ地震に強い家を建てても、柱や壁がボロボロになっていたら大きな地震には耐えられない。「家は性能」と謳う一条工務店の考え方は理屈が通っている。

他のハウスメーカーとの比較

それでいて初期費用のかからないソーラーパネル、全館床暖房などが用意され、かつ他のハウスメーカーと比較しても決して高い訳ではない。地元の工務店も考えたが、そもそも広告費を取らず、ほとんどを自社でまかなってる一条工務店と地元の工務店では、大量発注をかけられる一条工務店に軍配があがりそうだ。アフターケアも大事な要素だが、創業以来無借金で経営している一条工務店は安定していると思う。 自分でも、最初に見た一条工務店をひいきしていると思うが、崩す要素が無い以上、仕方が無いことだ。

一条工務店の夢発電

その夜、もらったカタログをパラパラみていた。値段が載っていないから予算を導き出すのは無理だが、あれこれ頭の中で組み上げていくのは楽しいし、これこそ注文住宅の醍醐味だと思う。

ソーラーパネルのカタログももらっていた。ソーラーパネルは1枚当たりの出力量が決まっている。何枚乗せられるかは屋根の大きさや形によるわけだ。

i-smartの場合、屋根そのものがソーラーパネルなので、既存の屋根に乗っけるものより大抵は広くなる。この出力が合わせて10kWを超えると「全量買取」となる。10kWを切った場合は「余剰電力買取」になる。 余剰の方は、発電した電力のうち使用した分を差し引いた電気を売電する。それに対して全量買取は発電した電力全てを売電するのだ。使う電気に関しては、通常通り電力会社から買うわけだ。余剰分買取の方がいいように見えるが、今は売電の料金の方が、電気を買うときの料金と比べて高いのだ。当然高く売っておいて、安い電気を買った方が利益が出る。余剰分だと、せっかく高く売れる電気を自分達で使ってしまうのだ。ただ、これは現在の話であって、今後売電価格が下がっていき逆転してしまうと、余剰分側がお得になる。ここはどちらになるかはわからない。

また、余剰と全量では買取期間も異なる。余剰の10年間に対して、全量は20年間だ。余剰の場合11年目からは、余った分は捨てることになる。蓄電池などを購入しそこに貯めておかなければ、せっかく発電しても捨てなかればならない可能性がある。全量のほうはまだ売電できるので相変わらずメリットが続く。しかも、先の10年で一条工務店へのソーラーパネル代を支払い終わっているため、11年目からはそのままふところに入ってくるわけだ。10kWの場合、およそ250万円ほどがふところに入ってくる計算だ。

先の10年で~という話をしたが、そもそもこのソーラーパネルの初期費用は直接はかからない。ソーラーパネル代を一条工務店が肩代わりしてくれるわけだ。そして、10年間の売電分で返済をしていき、支払い終わってしまえば、あとはそのまま収入になるのだ。

ソーラーパネルだって安いものではない。付けたいけど、そもそも間取りをつめてでも費用を抑えたいこの時期に、そんな大きなお金を用意できない。んじゃ、やっぱりあきらめようという流れになりやすいのだが、よく考えたシステムである。これなら付けようという人も増えるはずだ。

なお建ぺい率が許せば家の屋根以外にも、カーポートの屋根もソーラーパネルにする事が出来る。さらにソーラーパネルそのものを庭に置くことも可能だ。発電量を増やせば、それだけ最終的な利益も上がるはずだ。もちろんソーラーパネル代もあがるが。

売電価格は逐次変動するのではなく、20年固定となる。つまり、今より電気代がすごく安くならなければ逆転はされない。売電価格は下がってきているが、まだまだ遅くはないのだ。

せっかく乗せるのだから10kを目標にしたい。いろんな間取りプランを見ると、かなり微妙なラインなので、屋根の形や斜線規制などで行かないかもしれない。こればかりは願うしかないな。


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